想い
THOUGHT

創業から現在に至るまでの想い…そしてこれから…

オーネスト西井社長




起業前は何をされていたのですか?
オーネスト西井社長
名古屋の大学を卒業して、そのまま名古屋で自動車の工具や機器を販売する会社に就職しました。愛知県で、ブリジストンや東洋タイヤといったタイヤのディーラーへの訪問販売を始めいろいろと経験した後、大きなプロジェクトに選ばれました。北海道から九州まで全支店から若手社員が集まって海外への『アルジェリアプロジェクトチーム』が始まったんです。
アルジェリアは鉄鉱石を生産していて、それに必要なトラックの整備工場が必要だということで、アルジェリア国内の主要都市15ヶ所に整備工場を作る仕事です。そこで、車検の機器や機械、整備のノウハウを担当することになったんです。工具用の機械もあり、フランス語の取り扱い説明書とか、電圧も違うのでそれに合った機械を作らないといけないですし、メンテナンスも行いました。そうして、アルジェリアで5年ほど仕事をしました。その後、今度は3年ぐらいサウジアラビアのプロジェクトに参加しました。その後、起業することになったのです。

なぜ起業されたのですか?
子どもとのコミュニケーションが取れなかったのが一番かな。ほとんど海外にいたので、子どもと接する時間があまりにも少なかった。サウジアラビアから久しぶりに成田空港に帰った時に、妻と子どもたちが迎えに来てくれていたんですよ。てっきり子どもたちは僕を見て飛び掛かって抱きついてきてくれると思っていたら、逃げられたんですよ・・・。辛かったですね。そして当時、父親が入退院を繰り返してたこともあったので、これからを考える機会になったんだと思います。
最後の出張前に会社に「これが最後にさせてください。」と告げて、半年間サウジアラビアに行って終わりにしました。ちょうどホテルで昭和天皇が亡くなられた新聞記事を読んだ平成元年の3月いっぱいで退職しました。

そこから、なぜログハウスに?
オーネスト西井社長
オーネストは不動産の看板で起ち上げました。まず不動産事業で何かしようと。でも不動産業界は僕の肌に合わなかったので辞めました。その間も、実家である西井建材でリフォームの話を受けたりしていました。平成6年に研修に行き、ログに出会いました。木は幼いころから実家で触れ合ってきていましたけど、改めて奥深いと感じましたね。
どうですか?木に囲まれていると落ち着きませんか?理由は分からないけど、説明のつかない何かがあると思うんです。
そして今から15年ほど前に訪れたフィンランドで、かなりの衝撃を受けましたね。日本も緑は多いほうです。でもなんかね、政策というのか国自体の体制というのが、大きく違うように思うんです。フィンランドは昔から自分の国で植林して伐採して、また植林してという文化が根付いているんです。北欧は木の文化が素晴らしい。日本も本当は木の文化の国だったんですが、変わってきた。

北欧はなぜ変わってないのでしょうか?
僕が思うに、日本のように数多くの大手住宅企業が無いんです。というのが、向こうは住宅の平均寿命が50年~80年と考えられています。日本は、僕も自宅を25年ローンで建てましたが、25年経つと確かにボロボロになっているんですよ。25年やっと払い終わったらまた建て替えなのか?と。そういう仕組みに、今でこそ日本でも「長持ち」が謳われはじめましたね。古民家再生という分野も徐々に伸びているのかも知れませんしね。
北欧のホームセンターに行けば、本当に家が建てられるくらいの材料が全て揃ってあるんです。楽しいですよ。自分で何とかする文化。自分の住んでいるお家は自分で何とかしようという概念が根本にあるんです。

オーネストの建てる家への想いは?
ログの場合は、例えば一軒の家の中で、お母さんが下でお料理をしていて、子どもたちは上でおままごとをしている、その辺の空気が分かるようなお家。
お客様の中には、子どもが二人いるから、子供部屋は2つ必要ってよく言われるんです。お子さんはまだ低学年。今の学校教育はよく分からないけど、10年もその子が一人でその子供部屋で生活するかなんて分からないんですよ。将来巣立っていったら、その部屋はもうもの置き状態になりがちです。
子どもと親子の絆というか繋がりを感じられるのは、やっぱりお互いを感じられる空間だと思っています。幼少の頃の想いって、大きくなってその子が家庭を持つようになっても、また伝わっていく気がするんです。だから共有の場に重点を置いていますね。
共感されるお客様もいますし、部屋を作れないならと辞める方ももちろんいらっしゃいます。
オーネストは、一生一緒に生活する基盤となるものを提供する者として、春夏秋冬のお客様の暮らし方が描けるような提案力があります。その土地の事情やご家族の状況を頭に入れてのご提案をします。

オーネスト西井社長
オーネストの社員について、想うところはありますか?
創業当初ですが、協力会社のスタッフが天窓の開口部から落ちる大事故があったんです。事故を通して、その方の存在やご家族のことを重く考えさせられました。会社があるのも、僕がいるのも周りの人のおかげなんだと強く感じましたね。
安全は本当に伝わりにくい。注意はすれども意識が足りないときがあります。お客様は当然ですし、社員や協力会社の安全は当たり前にあるのではないです。だから日頃から社員には安全に対しての心構えを伝え続けています。安全を考えていくと、その先に、何が社員の満足なのか、どういうことをしてあげたらいいのかを常に考えさせられます。

建てる家に対しての社長の想いは社員に伝わっていますか?
伝わっていると思いますよ。今では、仕様とかスペックについて私が話さなくても、社員自身の言葉で私と同じ思いをお客様に伝えています。ただ、安全・歩き方・靴の紐・ボタンとか、そういった細かいことは、まだうるさく言っている自分がいますね。

オーネスト西井社長
社長の想うものを作りたいという体制はできているんですね。
以前はお客さんの想いを僕が聞いて、社員に伝えていたんですが、社員が直接お客さんに接する機会が増えました。最初の頃はお客さんに泣かされる事もいっぱいあって、最終的に僕が謝りに行くこともありました。でもその中で学んできてくれた。失敗が許されないことはないですから。責任の重さも理解してくれていますね。
20~30年前の当時の僕の仕事に対する想いは、今の社員に比べると、ほんとに低レベルだったなと感じますね。当時の僕はお客さんの顔色を見てその場で取り繕って、それを乗り越えてた。今のうちの社員にそれはない。当時の僕に比べればうんとレベルが高いですよ。
仕事のやりがいって、お客さんの満足だと思うんです。
本当に心底喜んでもらえて、自分も喜んでできるような仕事をしてほしい。提供しているものは、住宅の建築ですが、お客さんのライフスタイルとか、お客さんの考え方にまで踏み込んで仕事をしています。建てる物だけではなく、接する人。人が大切だと思っています。その分責任も重いし奥も深いと思っています。
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